情熱大陸で北方謙三を見たこととストローハット。 -妄想通販ハードボイルド編-: Ryoma'sBar

2024年09月23日

情熱大陸で北方謙三を見たこととストローハット。 -妄想通販ハードボイルド編-

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情熱大陸で北方謙三を見た。2024年9月現在御年78歳だそうで最後の長編小説を書き始めたという。テーマは元寇で数年かかるというから完結は80歳を超えることになるのであろう。
彼のハードボイルド小説を貪るように読んでいた時期があった。

逃れの街とか初期の作品からシリーズ化されたヤツとかを読み、ワイルドターキーを呑んだり、カクテルを覚えたりした。
音楽もそれまで知らなかったファドとかを知り、レコードを買ってみたりした。
彼の小説の蚊に通じてある「男」というものに憧れ、なり切ることも敵わず外見だけ真似していたという事なんだが。
もちろんマセラティに乗ることも出来ず、探偵や実業家やバーテンダーにもやくざにもなることなく、平凡な人生を歩んでいるんだが、北方健三のハードボイルド小説は間違いなく青春だった。
作家としては珍しくサービス精神が旺盛でメディアへの露出も多かったと思うが最近はあまり見なくなっていたので久し振りに見た。
まぁそれなりに歳は取っているんだがオシャレというかダンディ。
そしてハットが良く似合っていた。
そういえばオイラも30代ぐらいまでは時々ストローハットを被ったりしていた。
昨今の猛暑なんかキャップよりも風通しもよいストローハットがいいかもしれない。

そして今回の情熱大陸を見て何故、北方謙三が中国歴史ものなどの時代劇を書くようになったかが分かった。
色んな作家が挑戦したヤツをやりたかったんではなく、変わらないから時代物を選んだという事で書いているのは「男」でハードボイルドなんだと。
現代劇だと変わる。確かに電話を探すなんていうのは現代ではありえないし、何かを調べるにしてインターネットがあるとなないでは違う。
「ダイヤル回して手をとめた。」なんて確かに死語だものなぁ・・・。
そうそう、最新作で久しぶりの現代ものが「黄昏のために」という短編集だそうでこれは買わなきゃ。
免許返納して葉巻もやめていたのはビックリという潔いなぁと思った。

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